vpaint

vpaintは実験的なベクターグラフィックエディタです。
今までにない技術を使って、解像度に依存しないイラストやアニメーションを作ることができます。
このエディタはSIGGRAPH2015で発表する、Vector Animation Complex(VAC)と呼ばれる技術によって作られます。

2015年7月には、VPaint1.5を、グラフィックコミュニティに役立つことを願って、無料でオープンソースとしてリリースする予定です。しかし、それはまだ研究のプロトタイプだと認識しています。他のエディタで一般的に見つかる使いやすい機能が多く欠けていますし、時々バグやクラッシュが起こると思っておくべきです。要するに、私はVPaintを、科学やテクノロジを進めるために使いやすいツールとして開発しましたが、利益を生むためのプロフェッショナルなソリューションとしてではないし、プロダクションで使われるにはまだまだです。とはいったものの、使うのは既にとても楽しいですよ!

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VectorAnimationComplex(VAC)
ベクターグラフィックアニメーションの新しいデータ構造で、連続時間トポロジーイベントのモデリングをサポートする。
これは、キーフレームを通じて、指定時間の表示・非表示マージや分割を行うための、繋がった描画を行い、トポロジーの変化を導入する。

論文
空間軸-時間による複雑な結果は、時間変移するトポロジー構造を直接捉えるので、VACによる表現は、描画の意図に反した方法で、時間と空間の両方を、簡単に編集できるという特徴がある。トポロジとジオメトリの不変量に沿った、データ構造の形式記述を示す。我々はいくつかのサンプルにより実験的なモデリングパラダイムを説明する。

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uimacレビュー(妄想含む)

1. 以前から結構言っていますが「普遍」という概念は、「時間」と「空間」を越えるものです。
手描きアニメーションや、3Dアニメーションでは、これまでタイムライン上の、時間を切り取ったある一瞬に対して、編集をしていくスタイルで、時間軸に対して編集するようなアプローチがされてきませんでしたので、編集中のキーの間の補間は、人間の頭の中で思い描くしかありませんでした。そこで、この論文では、従来の時間を切り取ったある一瞬の可視化だけでなく、時空間の可視化、つまり、複数の時刻の状態が同時に見れるような可視化表現をしています。
これによって、ある時刻のキーを変更したとき、前後のキーの間でどのように補間されるかが、視覚的に分かります。

2. また、この論文では、2Dベクターのアニメーションについて、途中で頂点が増えたり等、トポロジが変化する場合の補間についても書かれているようです。頂点が増えたりしたときは、前のキーフレームからどの頂点どれだけ分離したかを考慮しないと補間できないし、前後関係とか入ってくるとさらに大変ですが、全部頑張って何とかしているようです。(女の人の顔が回る例とか結構凄い頂点増えてます)。

このVACでは、z軸方向を時間軸にして可視化しましたが、z軸が存在する3Dではどうしようもないので、time-planeという板を導入して云々とか、VACはNon-photorealistic renderingに有効ではないかとか、ロトスコープに使えるのではとか、いろいろ書かれているようですが、この論文の核となる部分は上記1, 2と思われます



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